倫理って大切なの?
7つの習慣という本を読むと、とても素晴らしいことが書いています。
カンタンに言うと、目的と手段を明確にして行動し、WinWinを考えて、相手を理解するようにして、相乗効果を発揮しましょう、という内容です。
人格を良くすること、誠実・正直などが大切だと説かれていて、私も参考にさせてもらっています。
ただ、少し違和感を感じるのは、自分がこのようにしても、相手がそうするとは限らないということです。
現実の世界では、こちらは正直にしていても、相手は平気でうそをついてきたりします。相手を理解しようとしても、相手はこちらを理解しようとしないこともあります。自分のミスを立場を利用して押し付けてくる人もいます。
そのため、上記のことは大切にしながらも、もっと大切にすべき本質があるとするならば、それは「力」ではないかと思うのです。
「力」があれば、不誠実でも嘘をがばれても、相手をねじ伏せることができます。そのため、誠実・正直・真面目などの倫理観を守っている、いわゆる良い人は、「力」に敗北することになりえるのです。
そのため、最も大切な本質は「力」であり、「力」を得ることに全力を注ぐというのが人生で大事な焦点になるのではないかと思う次第です。
倫理は建前として使われている側面が強く、社会の本音は金・権力・快楽などの「力」であるように見える、というのが現在の私の見解です。
良い悪いは別として、「誠実・正直」よりも「隠ぺい力・バレない嘘をつく力」の方が優位であるように見えます。